当店らしい1台が、新しく入庫して参りました。ロードスターはロードスターでも、2年間しか生産されていない、知る人ぞ知る1台、「NBロードスタークーぺ」です。私は、存在は知ってはいましたが、
実車を拝見したのは、恐らく今回が初めてです。先ほどもご説明したように、約2年間という短い期間の中で、全てのグレードを入れた総生産台数は、約179台のみ生産されたモデルであります。今回のグレードは、
「タイプS」になります。ベース車両は「1800RS」なので、1.8リッターエンジン、6速マニュアルの「走る楽しさ。」を重視した、標準フロントマスクの中では、ホットなモデルになります。
クーペモデルになりますので、ボディ剛性も大幅にアップされており、ボディ構造を見直しながらの開発だった為、オープンモデルに比べ、約10kg増加に収まっております。ただ単に、「クーペにして完成!」
ではなく、しっかりとマツダは「走る楽しさ」、「クーペならではのエレガントなスタイル」を、スポイルすることなく、開発されていたと思います。タイプA、Eは限定台数。タイプS、クーペは、受注生産になり、
どれだけ特別な1台なのかがお分り頂けると思います。走行距離は19万Kmと、距離は走っておりますが、日本の1年間の平均走行距離は1万Kmとお考えになると、妥当な走行距離ではないでしょうか?
写真をご覧頂けるとお分り頂けると思いますが、内装の全体のヤレ、ハンドルの擦れ、シートのヘタリなど、どれをとっても、とても19万Km走っているようにはとても思えないコンディションです。
新車当時から現在まで、荒く扱われる事無く、大切に所有されていたのが伺えます。メンテナンス次第ではありますが、距離が少ない個体よりも、しっかりと距離を重ねた個体の方が、全体の状態が悪くない時もあります。
当店では、低走行車を基本に展示しておりますが、ナンバーがある個体、もしくは、ナンバーはありませんが、車検が元々残っていた個体をメインに展示しております。走行が少なくても、10年以上放置されていれば、
動かしてなくとも、あらゆる箇所が劣化しており、大きなトラブルの原因を作ることになります。今回のロードスターは、距離こそ走ってはおりますが、タイミングベルトは130000km時に交換済みですが、
もう一度、タイミングベルト、ウォーターポンプ、テンショナー、アイドラプーリー、エンジンオイル、エレメント、パワステオイル、ブレーキフルード、ロングライフクーラントまで全て交換致します。そして車検時に
ファンベルト等のベルト類、足回りのブーツ類、ブレーキパッドの残量もチェックし2年もたないと判断しましたら 新品に交換致します。そりゃ タイミングベルトが切れたらどうしようなんて考えながら
運転したいですか?実際タイミングベルトが切れたら最悪の場合、エンジンの積み替えが必要になります。ここまで整備は致しますが、それでも、機械ですからノートラブルとはいきません。しかし、少しでも安心して、
カーライフを送って頂きたいので、整備の土台をしっかりとお作りいたします。ボディに関しましても、磨き業者様にお願いをし、ボディを全磨き後、丁寧にガラスコーティング施工も施工いたしましたので、
ピカピカに仕上がりました。しかし、新車ではありませんので、常識の範囲内です。室内クリーニングはもちろんですが、ドアの隙間、エンジンルーム、フードなど、手の届く範囲内は全て仕上げております。
ここまで、時間を惜しみなくかけて仕上げをし、ようやく昭和の名に恥じない「昭和基準」の1台が完成いたします。実車をご覧になれば、きっと当店の「こだわり」がお分り頂けると思います。
この車を販売している「おもしろくるま館 昭和」がどんな店か 是非ご理解頂く為にも 当店のホームページを是非ご覧になってみて下さい。携帯電話でご覧になっていらっしゃる方はグーグル、ヤフーなどで
お伝え出来ます。(自分もやってたら言えないでしょ)まぁ ビールでも飲みながらご覧になってみて下さい。当店の在庫は35台位在りますが なかなか全車の掲載は難しく作業が追いつきません
それと しつこい営業などしてまで販売する気が無いからです。私が、雪の降らない地域を限定して フルノーマルの車を 自社でカスタムして販売しております。 そりゃ 30年前の車で30年間車高を
落として乗ってたら ベースの車のフレームは ボロボロでしょう。だからフルノーマルの車しか仕入れません。その車を1番格好いいと思える仕様に仕上げて販売しているから 遠方の方でも 納車時に車を確認して頂き